今年最終の会を終えて

11月暮れの大皿盛り料理講習会から始まり、12月の瑞峯院様にての夜咄の茶事で終了しました今年最後の研修は、一年の〆にふさわしい実り多きものでした。


大皿盛り講習では、大盤振る舞いの献立に、皆さん時間を忘れ、お腹が減るのも忘れるほど熱心に取り組まれました。お疲れ様でした!


利休会記を読み解く会では、夜の部も盛況となり、一日中まなびやで利休居士の精神性の高さに思いを馳せました。お昼の講習では、利休居士滅後覚書、そして茶道具の置き方の中に見る五陽六陰のカネワリについて勉強させて頂きました。


侘びの本意は、世俗の塵芥を落とし、浄土の世界にて、直心の交わり、すなわち腹の中と表が一緒であること。それがあればいちいちあれやこれやと言う必要なし、火を起こし、湯を沸かすことのみ。世の中に茶流行すれば本質すたる、と利休居士は仰ってます。半澤先生は、「日本は水が美味しい、水が美味しいところに旬がある、その水が守り続けられてきたからこそお茶もここまで残ってきた、歴史を振り返るとわかる、私たちは自然界のあらゆるものに対応する本能性をなくしてきている、立ち返って、ただ美味しいお茶を飲んで頂くというその一心にてあれば、自ずと見えてくるものがある」と話されました。


冬に向かうとき、陽から陰へ、その兆しを感じ、夜咄の茶事が行われます。夜は陰、陽であるろうそくを灯し、今年最後の〆にふさわしい茶事を経験させて頂くことができました。1日目、二日目と様々な課題に向き合い、三日目に参加者の皆様と共に心を合わせ、今の私たちにできる最善を尽くすことができたように思います。後座の釜鳴りの響きが温かく、この温かみと恵みを、この一年まなびやに集って下さった方々、まなびやの場を整えて下さった仲間、準備のときに駆けつけて賄いを20人分も作って下さった仲間、影で先生を支えて下さっている仲間、コロナ禍で参加できなくても遠方から絶えずエールを送って下さっているすべての仲間に送りたいと思います。ありがとうございます。









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