長月は、久々の瑞峯院様での茶事研修、ぴりっと心地よい緊張感の中、水屋、台所、お客様に分かれ、それぞれに貴重な学びの場となりました。役割分担の変化や、水屋プチ講習など、「いろいろな役割を経験することで、茶事の全体が見えてくる」という半澤先生の意図が、随所に反映された研修でもありました。
回を重ねる毎に、場の準備は、粛々と短時間で終えられるようになってきているように思います。特に今回は、茶事を行うにあたり、とても重要なパートを占める、後仕舞いの研修を最終日に設けて頂けたので、水屋道具についての細かい扱い等、大変勉強になりました。引き続き、次回の茶事研修でも開催される予定です。
また、利休会記の再現料理は一巡したので、今回からは表千家七代如心斎宗匠の頃、江戸時代安定期の茶事料理の再現となったのも、新しい試みの一つです。ついつい、あれもこれもと残り福を使い創作してしまい、再現料理にかなりプラスされてしまうのが玉にきず?でしょうか。
一連の研修を無事終え、生徒さんからの差し入れの「祇園万頭」をほうばる先生のお顔が最高です。
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