4月の茶事懐石料理と利休会記

最終更新: 2020年4月9日

4月6日は、観桜の茶事で予定していた懐石料理作りの実習を致しました。


汁 名残の若草汁豆腐の利休揚げ

向付 桜鱒の叩き木の芽漬け仕上げ 長いも素麺添え

煮物椀 甘鯛を道明寺で包んだ桜餅仕立

焼き物 太刀魚と筍の木の芽ステーキ

預け鉢 飯蛸 ワカメ穂先筍の含め

強肴 鳥貝、赤貝と春野菜の桜酢オイル

八寸 穴子寿司桜の葉包み 雪の下の天ぷら 

主菓子の薄墨桜


観桜にふさわしい献立の一つひとつを写真に撮りましたので、また後日サイトで公開させて頂きますね。また、今回は半澤先生の魚捌き講習を動画にも収めましたので、そちらも楽しみにしておいて下さい。


主菓子は、初参加の方が菓子作りのプロということが判明、見目麗しくとっても美味な主菓子を仕上げて下さいました。今回初めて2日間通して参加された方はしょっぱなから魚捌きにチャレンジされ、見事に大役を果たされました。少人数で頑張った茶事懐石実習でした。


そして、7日は利休会記を読み解く会 南方録の講義では、いつもながら、半澤先生の茶事に対する造詣の深さに感銘を受けながら、利休さんの頃のお茶に思いを馳せました。


講義の中で、最近先生が命名されたお抹茶の名前「一清の白」の由来について触れた時に、「一」の概念について話されたことが興味深いのでここに記します。 「一は相対や差別を離れた平等 絶対なるもの 余分な要素を交えない純粋、無雑なもの あらゆるものが分化する前の唯一無二の原理 碧巌録などに用例がみられる。 万法一に帰す これもすべての根本がこの一であることが記されている。それから、老子の道には、一を生じ、一は二を生じ、三は万物を生ず 天は一を得て以って清く  地は一を得て以って寧く などの記述もあらわれる。一はあらゆる存在の根本を示す語として用いられている。」


再現料理は、秀吉さんを招いた一客一亭の茶事で少し豪華版。蓬のさくさく(汁)、酒びて(魚を酒に浸した向付のようなもの)、なしもの(うるか、うになどの塩辛)、小鯛、小鮎の焼き物、ひばりの焼き物 煮物 菓子 菱の実、椎茸、栗、をあるものを使って皆で急いで再現。煮物椀として先日仕込んだ薬膳鶏スープを使い、鶏肉と筍、うるいの前盛りで、ウイルスに負けない身体を養うパワーランチとなりました。


八瀬、大原周辺の桜は今が満開です。





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